「五葷」という言葉をご存知ですか?
私も最近知った言葉なのですが、どうやら仏教で使われる言葉のようです。
滅多に使うことはありませんが、一般教養として知っていて損はないと思います。
五葷とは?
それでは早速、五葷について詳しく見ていきましょう。
まずは基礎知識からです。
五葷の読み方
五葷。何やら難しい漢字ですね。
私も最初は何と読むのか分かりませんでした…。
五葷は「ごくん」と読みます。
五葷の意味
五葷は仏教における禁葷食(きんくんしょく)に含められる、臭気の強い5種類の野菜のことです。
「五辛(ごしん)」とも言います。
5種類と言っても、仏教と道教の違いや時代や地域によっても扱いが若干異なります。
代表的なのは、ネギ、ラッキョウ、ニンニク、タマネギ、ニラといったネギ属に分類される野菜で、これらは精進料理などでも避けられています。
五葷とヴィーガン(ベジタリアン)
菜食主義のヴィーガンやベジタリアンでも五葷を避ける方がいます。
菜食を行っている人にとっては、ニンニクやネギなどの五葷は刺激が強すぎるという考えからです。
この五葷を避ける菜食主義者のことを「オリエンタル・ヴィーガン(ベジタリアン)」と
言います。
五葷の英語
ちなみに英語で五葷を表す単語はなく、「five pungent roots (in Buddhism or Taoism)」と表現します。
「pungent」は「舌や鼻を刺激する、ぴりっとする」という意味なので、直訳すると、「舌や鼻を刺激する5つの根菜」ということですね。
まとめ
それでは最後に今回の記事の要点をまとめます。
要点まとめ
- 五葷は仏教で使われる言葉で「ごくん」と読み、ネギ、ラッキョウ、ニンニク、タマネギ、ニラといったネギ属に分類される臭いの強い野菜のことである。
- 菜食主義者の中でも五葷を避ける人達のことを「オリエンタル・ヴィーガン(ベジタリアン)」と呼ぶ。
- 五葷は英語で「five pungent roots (in Buddhism or Taoism)」と表現する。
以上、五葷についてでした。
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